【モバマス】シンデレラパーティー~ディスタント・メモリーズ~ テキスト
647 名無しさん@おーぷん[sage] 20/04/03(金)05:27:05.827 ID:qV.eh.L7そういえばだけど、モバのエイプリルフールの予告って資料室とかで今でも見れる?
732 名無しさん@おーぷん[sage] 20/04/03(金)06:54:26.267 ID:3I.gp.L8
>>647
スクショ取ってたんだけどどうしたらいいのかわからなかったのでテキストを書き起こしてみた。
シンデレラパーティー~ディスタント・メモリーズ~
その1
頼子(独白)
私、見たかった。これまで見てきたどんな景色よりも、心震える光景を。張り裂けるほどに胸が高鳴り……価値観さえも、鮮やかに塗り替えてしまうような―――そんな、刺激を求めていた。
場面転換ー学校の校庭
亜希「……ビンゴッ!頼子殿の、よみどおりでありますね!」
頼子「亜希さん、最後まで気を抜かないでください。まだ……勝負は、終わっていません!」
ザシュッ!
亜希「うおっと!では、この一撃で……本当のジ・エンドでありますっ!」
亜希「いやー、順調でありますな!」
亜希「これもすべて、頼子殿の完璧な戦術のおかげ。良い指揮官を持って、幸せであります!」
頼子「私は……戦場では、足手まといですから。せめて、このくらいはしないと……」
頼子「これだけで、仮が返せているとは……微塵も思ってはいませんが」
亜希「借りですか。はて、そんなものがありましたかな?」
頼子「こうして、私の目的……私欲のために、共に戦っていただいています。それは、『借り』以外の何物でもありません……」
亜希「むむっ、そんなことを気にしていたでありますか?水臭いですぞ、頼子殿!」
頼子「え……」
亜希「私たちは、ツーマンセルの厳しい戦いに挑んでいるのであります!」
亜希「相手に遠慮ばかりでは……そのうち、指揮系統に乱れが生じてしまうでしょう」
頼子「はい……。これ以上、亜希さんの重荷になってしまったらと考えると……」
亜希「違いますよ、頼子殿。私、もっと腹を割って話そう、と言いたいのであります!」
頼子「腹を割って……?そう言われても、話すべきことなんて……わかりません」
亜希「『べき』なんて、味気がないですなぁ。もっとハードルを下げて……『何でもアリ』にしてしまいましょう!」
亜希「私は、頼子殿の言葉を……心の声を、聞きたいのでありますよ」
頼子「……いいんですか?きっと亜希さんが思うより、ずっと退屈で……長い話になってしまいますよ……」
亜希「かまいません。むしろ、光栄であります!」
亜希「短い間ではありますが、私たちは唯一無二の相棒。密に連携をとりましょう!」
頼子「相棒……ですか。いい響きですね。私の人生には、なかった言葉です」
亜希「では何度でも言いましょう。私は……頼子殿の相棒である、と!」
頼子(独白)
顔を上げると、亜希さんと目が合う。それを合図に、彼女は花開くように笑った。
アイドルの微笑は……いつか見た、女神の清らかさを思い出させる。私も、きっとーー。
オススメ記事
>>732
続き
その2
みちる(独白)
あたしは、戦っている。
何を犠牲にしてでも、誰を踏み台にしてでも、どうしても叶えたい夢があったから。
平凡で…ちょこっとパンが好きなだけのあたしに、神様がくれたチャンス。
絶対、無駄になんかしない。
場面転換ーみちる宅?
みちる「ふんふごふごふふ~ん♪」
智絵里「みちるちゃん、なんだか楽しそう……。もしかして、さっきの戦いの余韻にでも浸ってた?」
みちる「あっ、智絵里ちゃん!いやいや、余韻なんて、これっぽちもないですよー」
みちる「だって、あっという間すぎましたもん!もう少し噛み応えがあると、思っていたんですけどねぇ」
智絵里「うん、退屈だったね。とどめを刺す前に、命乞いなんて……興をそがれちゃった」
智絵里「……まだまだ、足りないの。もっと……もっともっと、煌めきを散らして……みんなの素敵な『声』を、聴きたいな……」
みちる「あはは、あたしたちならできますって!戦術とか全然わかんないですけど、ここまで余裕でしたし♪」
みちる「パンを作るのと同じ要領で、敵の強さをはかって~……こねて、丸めて!焼く!!あはっ、かーんたん♪」
智絵里「ふふっ。みちるちゃんにはきっと、天性の才能があったんだね」
みちる「才能って?アイドルの?」
智絵里「アイドルも……戦いのセンスも、抜群だよ。私という武器を使って、この惨憺たるステージを完全に掌握してる」
智絵里「私はね…………それが、心から嬉しいの♪」
みちる「ふーん、そうなんですかね?ま、智絵里ちゃんが嬉しいなら良かったです!」
みちる「あたし、感じてるんですよ。二人のコンビネーションは、最高だって!」
みちる「たとえるなら……そう、食パンとフランスパンみたいな♪」
智絵里「食パンとフランスパンって……そんなに合うかな?」
みちる「うん、あたし的にベストマッチです♪」
智絵里「みちるちゃんって、なんでもパンでたとえるよね。ふふっ、変なの」
みちる「えー、普通ですよ。だって、みんな好きだと思うんです、パンのこと!だから、あたしはアイドルになって――」
みちる「パンの素晴らしさを、もっと世界中の人に伝えるんです!あぁ、早く実現させたい……!」
智絵里「世界中って……この世界で?」
みちる「え、世界って他にありますか?」
智絵里「………………ううん。世界は、この世界一つだけ」
みちる「ですよねー。だ・か・ら~……智絵里ちゃんは、あたしに力を貸してくださいね。さいごの、さいごまで!」
智絵里「うん、いいよ。みちるちゃんの夢は、私の夢。夢は……叶えるために、あるんだから」
734 名無しさん@おーぷん[sage] 20/04/03(金)06:55:36.628 ID:3I.gp.L8
>>733
続き
その3
久美子(独白)
誰よりも、キレイでありたかった。
どんなに灰をかぶろうが、泥水をすすろうが、私は諦めない。
その先に待つ、理想を追い続けている。
だから……私が、シンデレラに選ばれたのは、まさしく必然。
必ず、昇りつめてみせる。
場面転換ー学校の音楽室?
~♪
パチパチパチ
久美子「ご清聴ありがとう、愛梨ちゃん」
愛梨「ふふっ♪私、久美子さんのピアノの音色、とっても好きです。胸がぽかぽかして……心地よくて」
愛梨「久美子さんが優しい人なんだって、教えてくれるから……」
久美子「あら、嬉しいこと言ってくれるのね。ああ……そうよね。あなたのこと、いつも厳しくコキ使っちゃってるものね……」
愛梨「あっ!えっと、そういう意味じゃなくて……!」
久美子「ふふ、冗談♪……と言いたいところだけど、愛梨ちゃんには、本当に無理をさせたくないの」
久美子「こういうのって……あなたたちだって、消耗するでしょ?ううん、私たち以上に――」
愛梨「いいんです。これが……私たちアイドルが、今できる精一杯ですから……」
久美子「『アイドル』……ね。あ、そうだ。せっかくだから、一緒に歌わない?愛梨ちゃんに、レッスンしてほしいの」
久美子「いつの時代だって……アイドルは、歌くらい軽く歌えなきゃね。そうでしょ?」
愛梨「えーっと、どうなんでしょう……?」
久美子「ねーえ、わかってよ。私が愛梨ちゃんと歌いたいだけだって。まずは、お手本からちょうだい♪」
愛梨「わっ……は、はいっ!」
久美子(独白)
愛梨ちゃんの声が、甘く心に溶けていく。これが、アイドルの歌。私が望む、アイドルという存在。
そのとき、ふと違和感が胸をかすめた。
私たちが身を投じているシンデレラパーティー。
あれは本当に、アイドルへと続いているのだろうか。
私が目指すべき、本物のアイドルへと――。
愛梨「はいっ!次は久美子さんの番ですよ♪……って、久美子さーん?」
久美子「あっ、ごめんなさい。つい愛梨ちゃんの歌に聞き入っちゃった。さすがね♪」
愛梨「もしかして……疲れていますか?あのっ、休めるときには、休んでおいた方がいいかなーって思うんですっ」
久美子(独白)
また戦いが起こる。
そう示唆するような言葉に……気が重くなった。
愛梨「それとも……もう、やめにしますか?」
久美子「え……?」
愛梨「シンデレラだって、階段を昇り続けたら疲れちゃいます。だから……それも、悪いことじゃないと思いますよ」
久美子(独白)
優しく慰めるような言葉に、瞬間、心が緩んだ。このまま身を委ねたら、きっと楽になれる。
だけど、私は――。
久美子「私は……降りないわ。あなたと出会って、ガラスの靴に足を通したとき……決めたの」
久美子「何があっても、この階段を昇り続けるって。どんなに無様でも……最後の時まで、戦い続けるって!」
愛梨「…そう、ですよね。うん、久美子さんは、そういう人。えへへ…へんなこと言っちゃいました。忘れてくださいっ!」
久美子「ううん…いいのよ。ありがとね、愛梨ちゃん」
愛梨「私は、いつでも久美子さんの味方ですから。それだけは覚えておいてくださいね」
久美子(独白)
ありがとう。
小さく呟いて、瞼を閉じる。
もう二度と……気持ちが揺らがないように。
場面転換―夜の学校
夜の帳が下りる。
今宵もまた――
シンデレラたちの宴が、はじまろうとしていた。
今になってなにかあったわけではないけど忘れないうちに保管。来年に期待。
『【モバマス】シンデレラパーティー~ディスタント・メモリーズ~ テキスト』を閲覧ありがとうございます。更新の励みになります。よろしければTweetをお願いします。
十時愛梨, 松山久美子, 緒方智絵里, 大原みちる, 古澤頼子, 大和亜季,の他の記事
【モバマス】シンデレラパーティー~ディスタント・メモリーズ~ テキストのコメント一覧
-
- 2020年06月06日 10:17 ID: dx526psj0
-
あきよりと言えば晶葉頼子だったのが今は亜希頼子もある
嬉しきことよ
-
- 2020年06月06日 10:23 ID: jVPTanTU0
- 大和亜季の名前は季節の季定期
-
- 2020年06月06日 10:23 ID: 31mXBJ6P0
-
大人気映画の続編で需要を勘違いしちゃってコケるパターンぽい
キャラは悪くないんよ…あれの続編か番外編がこれでは期待してたのと違うんよ…
-
- 2020年06月06日 10:30 ID: wTcVaqPZ0
- とときん久美子の組み合わせ好き
-
- 2020年06月06日 12:10 ID: 4739jgt.0
- 久美子「私はようやくのぼりはじめたばかり、このシンデレラへの階段を」未完
-
- 2020年06月06日 12:27 ID: DtgUzeWp0
-
久美子がほとんど秋山蓮または妙光院ゲイツみたいなこと言ってる
-
- 2020年06月06日 15:06 ID: JkfW.IF40
-
みちる智絵里ペアの、絶対幸せになれなさそう感。
この戦いが、世界中の人がパンを好きになるのではなく「パンが好きな人間しかいない」世界を作り出す事だと知って、自分の希望と全く異なる事に絶望するみちる…
そんなみちるを庇い、致命傷を負う智絵里。「本当の事を言えなくてごめんなさい…」
若しくは、
「あ〜あ、こんな役立たずだとは思わなかったな。それじゃあ別のもっと使える子を探すから。」
「バイバイ。」そう言って、自らみちるにとどめを刺す鬼畜智絵里…
他にどんな智絵里が見たい?
-
- 2020年06月06日 21:07 ID: hynnYnZT0
-
>>7
後者は某マンガのちえりきさんみたい
容赦ないところが
-
- 2020年06月06日 21:41 ID: nWUkBKMf0
-
初見は智絵里ヤベーだけど、みちるがそのままにヤバイのがなんともw
ろくに見てないけどFateZeroのアブナイやつらみたいにさんざん引っ掻き回して自分たちだけ満足して終わりそう感もあるw
-
- 2020年06月06日 23:46 ID: Ie6f.FHL0
- 書き起こし大変そう…
-
- 2020年06月09日 00:54 ID: 2vdhHsu00
-
ツアー公演化しないかな
面白そうなのにこのまま終わらせるのはもったいない
次の記事:Twitterでまゆ引退って言うのを見て 「何でままゆが引退するの?」 って思ってしまった(Vol.2801)
前の記事:【デレステ】榊原里美の「甘党ラジオ」が聴きたいんだがなんとかなりませんかね!