ヘッドライン
どうも、一途な文香Pです。
日頃拙作を記事にして頂いているコブラPが寄稿を募っているということで、微力ながらお力添えしたいと思い筆を執ることにしました。
これまで登場した文香のカードを一枚ずつ振り返りながら、その魅力について書き連ねていきたいと思っています。
ブログの記事という形で文章を書くのは初めてのことなのでお見苦しい点があるかもしれませんが、よろしければお付き合いください。
(※この記事はアイドルマスターシンデレラガールズのノーマルカードについて述べた物であり、後出のカードやデレステから得られる情報とは齟齬があるかもしれないことを予めご了承ください)

「…本は…お好きですか?」(マイスタジオ)
鷺沢文香はアイドルマスターシンデレラガールズに2013年5月21日に追加されたアイドルです。
長野県出身、10月27日生まれの19歳で、さそり座のAB型。
身長162㎝、体重45㎏、3サイズはB84W54H81。
愛媛エリアのお仕事で入手できるノーマルカードとして登場、同期のアイドルは大原みちると結城晴です。
さて初めて我々の前に姿を見せた文香ですが、最初のカードにして既に文香が持つ要素が全て詰め込まれています。
簡素で彩度の低い衣服、白く整った顔立ち、無頓着に乱れた黒髪、その奥に隠れた青い瞳……彼女はまさに原石でした。
その秘められた魅力を自らの手で磨き上げ輝かせたいと多くのプロデューサーが望み、そして今なお魅了される人間は増え続けています。
「…………はい? …アイドルを…お探しですか? …当店は…アイドル雑誌などのお取り扱いはございません。…違うのですか? …………ええと…あの、お話がよく飲み込めないのですが」(スカウト時)
セリフから察するに叔父さんの本屋で店番をしているところをスカウトされたようですが、この時点で既にドラマは始まっています。
一見して仕事とは無縁と思える古書店にプロデューサーは何故立ち寄ったのでしょうか。
読書が趣味で休日に偶々訪れたのか、読書とは無縁ながら急な雨を避けるために入店したのか、あるいは単にサボタージュの賜物だったのかもしれません。
そして文香は勧誘の言葉を掛けられたはずなのですが、この反応は何とも不可解です。
冗談と受け取ったならともかく自分がスカウトされていることにすら気付いていないのはどういうことでしょうか。
これはつまりプロデューサーの方がスカウトの意志を正確に伝えられなかったと解釈できます。
腕の見せ所であるはずのスカウトでそのような失態を犯したのは何が原因で、その時のプロデューサーの心情たるや如何なものだったでしょう。
様々な想像を掻き立てられますが、ともあれ二人は出会いました。
「…書店は叔父の手伝いで。…本業は学生で…専攻は文学部です」(マイスタジオ)
フィクションの文学少女は中高生であることが多く、大学生で文学部というケースは意外と珍しいように思えます。
それはつまり多感な時期の多くを本とともに過ごしたということを意味し、思春期真っただ中の文学少女よりも強固な"本の虫"であるという印象を与えられます。
そしてフィクションであれ現実であれ本の虫には他人と接することが不得手という人間が多いものですが、文香もまたその中の一人でした。
「…人と話すのは…苦手です」(マイスタジオ)
「…目を合わせるのも苦手で」(お仕事)
「…人前…抵抗があります」(〃)
決して多くないカードのセリフの中で、これでもかとコミュニケーションや人前に出るのが苦手であることを伝えてきます。
けれどモバマスにおけるアイドルは単に歌って踊るだけにとどまらず、バラエティ方面でのお仕事も充実しています。
「書店のお仕事は座っていればよかったのに、アイドルというのは…」(お仕事)
「…アイドルという仕事を…まだ理解できている自信がありません」(親愛度UP)
案の定というべきか、慣れないアイドルの仕事に難儀している様子が見て取れます。
しかしいくら文香がアイドルという存在に疎くとも、それが人前に出る仕事だということは知っていたはずです。
またすぐに辞めるという選択をしないにしても、自分に不向きな仕事はなるべく避けることも出来たはずです。
それでも文香がアイドルになる道を選びあえて人前に出る仕事をこなそうとするのには理由がありました。
「書の世界はどこか時が止まったような感覚で…でも、もしアイドルという道に一歩を踏み出せば…私も前に進めるでしょうか…?」(親愛度MAX演出)
書はいつ誰が読んでもその内容が変わるということはありません。
だからこそ100年前に書かれた物語を今の時代に読むことが出来るのですが、人間は生きている限り書のように止まるというわけにはいきません。
時が止まった書の世界と長く接するうちに自身もまた停滞しつつあると感じていた文香。
恐らくそういった思いは何年も前から抱いていたものの、書の世界の魅力は抗いがたく自らの力だけでそこから抜け出すことは叶わなかったのでしょう。
そこに現れて手を差し伸べてくれるプロデューサーとの出会いは、文香にとってまさに運命を感じさせるものだったに違いありません。
そうして運命を、プロデューサーを信じた文香は一歩を踏み出したのです。
「………もし…アイドルになったら、何か変われますか? …私も」(マイスタジオ・親愛度MAX)
第二回「鷺沢文香というアイドル・N+」につづく
TIPS:鷺沢
「鷺(サギ)」は白く美しい鳥であることから、「清い」を意味する「サヤケシ」が名前の由来になったとされています。
そして「沢」とは細い川、あるいは短い川のことです。
小さな川のほとりで白く美しい鷺が佇むさまは、なんとも絵になる風景ですね。
Writer: 初期頭P(@firsthead_P)次の記事:LiPPSフィギュア第二弾『速水奏 Tulip Ver.』原型公開のお知らせ。
鷺沢文香P。イラストを描いたり漫画を描いたり。
渋:https://www.pixiv.net/member.php?id=8781246
前の記事:【デレステ】[異国に吹く風]ライラが可愛いっていうお話
よろしければ記事を友達とシェアしていただけませんか
直近3日以内で注目されている記事一覧
-
日々是の人文香Pだったんだ
-
かわいい
-
なるほどのP人選やな
-
これはいい文香ダイマ。
-
ええやん
-
2ndのエクストラコミュで同年に追加された
文香に言及してる読書家がいましたね -
素晴らしいに尽きる
-
文香からこの世界に入った身として続きが楽しみ過ぎる
-
文香の魅力を良くわかってるなぁ。文香のPってなんかPっていうより恋人目線で見てる人多いイメージ強かったからこの記事見れてイメージが少し払拭できて良かった。
-
オータムブックメイトよみがえれ...よみがえれ...
-
※10
復活よりむしろ、ちなったんとむつみんを加えて
季節に関係ない恒常ユニットとしてリブートして欲しい -
(忙しいから寄稿を募集したのに、寄稿の分更新頻度を増やしたら意味がないのではないか
私は訝しんだ)
いや、読む側としてはありがたいが -
最近はPとの関係にも一歩踏み出そうとしてる感じがする
どんどんアクティブになるふみふみに振り回されるのも楽しい -
長文ダイマはおーぷん本スレ投下じゃなくて寄稿でもいいかも?
ただし「本スレは見てるけどこのブログは見てません」って人に届かなくなるという問題があるけど -
米12
記事は実際のまとめを作る作業だけでなく、そもそも何をどうまとめるか考えないといけないからな。
寄稿してもらえばその部分の時間がなくなるし機械的なチェックとアップだけで済むからコッブの負担はかなり減る。 -
文学少女でなく本の虫な女性となると書き手と読み手に問われる教養と読書量が全然違うだろうし小説やドラマのキャラクターとしては出しづらい気がする
ふみふみは内向的な雰囲気に反して意外とチャレンジャーな所が好き -
これはもはや研究者
-
※13
一歩踏み出すどころじゃない気が… -
この圧倒的な文筆力
さすがふみふみPや…… -
かなふみ、ありふみと色々組み合わせが増えたけど、
原点のよりふみこそ至高 -
特訓前の髪の白い部分って若白髪って確定情報あったっけ?
-
熱い担当語りイイゾ~
-
ちなみに「文香」という手紙に香りを添える物が存在します。
葉書や便箋以外にも、贈り物への香り付けとして古来より用いられます。
正しくは「ふみこう」と読むのですが、これが鷺沢様の名前の由来となったのでしょうか。 -
普通に読み物としても面白い
メジャーなアイドルこそ知らないことが沢山あるから他にもどんどんこういうの欲しいな -
文学部って大学の学部のことじゃないのか?部活動?
-
最近自販機で売ってる鷺沢カフェオレって美味いよな
って同僚に言うと大抵気づかない -
とても素晴らしいと思いました(小並
続きが楽しみですね -
やっぱり文香が一番いいよな
次に奏 -
「専攻」と言ってるんだから大学の学部のことだね。部活動のほうは、「文芸部」あたりを使うだろう。
たいてい「所属は文学部で専攻は古代中国文学」みたいに、専攻は学部より下を特定して使うけど、そこまで細かく設定はでていないのかな? -
ワシも文香Pだけどこんな文章力は持ち合わせていない
-
頁(ページ)を束ねる子
- アナスタシア
- イヴ・サンタクロース
- クラリス
- ヘレン
- ライラ
- 一ノ瀬志希
- 三好紗南
- 三村かな子
- 三船美優
- 上条春菜
- 上田鈴帆
- 中野有香
- 乙倉悠貴
- 二宮飛鳥
- 五十嵐響子
- 今井加奈
- 佐々木千枝
- 佐久間まゆ
- 佐城雪美
- 佐藤心
- 冴島清美
- 前川みく
- 北条加蓮
- 十時愛梨
- 千川ちひろ
- 南条光
- 双葉杏
- 吉岡沙紀
- 向井拓海
- 和久井留美
- 喜多日菜子
- 喜多見柚
- 城ヶ崎美嘉
- 城ヶ崎莉嘉
- 堀裕子
- 塩見周子
- 多田李衣菜
- 大原みちる
- 大和亜季
- 大槻唯
- 姫川友紀
- 安部菜々
- 宮本フレデリカ
- 小日向美穂
- 小早川紗枝
- 小関麗奈
- 岡崎泰葉
- 島村卯月
- 川島瑞樹
- 工藤忍
- 市原仁奈
- 成宮由愛
- 持田亜里沙
- 新田美波
- 日野茜
- 早坂美玲
- 星輝子
- 木場真奈美
- 木村夏樹
- 本田未央
- 村上巴
- 東郷あい
- 桃井あずき
- 棟方愛海
- 森久保乃々
- 椎名法子
- 橘ありす
- 櫻井桃華
- 水本ゆかり
- 池袋晶葉
- 浜口あやめ
- 渋谷凛
- 片桐早苗
- 白坂小梅
- 白菊ほたる
- 相葉夕美
- 神崎蘭子
- 神谷奈緒
- 結城晴
- 綾瀬穂乃香
- 緒方智絵里
- 脇山珠美
- 荒木比奈
- 藤原肇
- 西園寺琴歌
- 課金兵
- 諸星きらり
- 財前時子
- 赤城みりあ
- 輿水幸子
- 速水奏
- 遊佐こずえ
- 道明寺歌鈴
- 関裕美
- 高垣楓
- 高峯のあ
- 高森藍子
- 鷹富士茄子
- 鷺沢文香
- 龍崎薫